須磨あらすじ

源氏物語・須磨あらすじ図解

参考

  • 人物の年齢:源氏26~27歳/藤壺31~32歳/紫上18~19歳/六条御息所33~34歳/明石上17~18歳
  • 場所:左大臣邸/二条院/桐壺帝御陵/須磨

源氏物語の須磨あらすじ・源氏、須磨に下る

時勢が変わって、源氏にとっては煩わしいことばかりが続く。
さらに帝に仕える尚侍・朧月夜との密会の現場を右大臣におさえられてしまった。
正式な罪に問われる前に、源氏は自ら須磨に退居する決意をした。
出発に先立ち、父桐壺帝の御陵に詣で、紫上や花散里、入道宮(藤壺)にも別れを告げ、3月下旬にわずかなお供をつれて須磨に下った。

源氏物語の須磨あらすじ・源氏、須磨でわびしく暮らす

権力者になった右大臣方をはばかって、須磨を訪れる人はなく、源氏にとっては都の人々と便りを交わすことだけが慰みであった。
やがて秋となり、ひとしおさびしさをました8月の十五夜、源氏はお供の者と月を眺め、道真の詩句を誦じて懐旧の情にふけった。
翌年2月、今は宰相となった親友・頭中将が、はるばると訪ねてきて漢詩や和歌に心を通わせ合った。

源氏物語の須磨あらすじ・大暴風雨に遭う

3月の上巳の日、源氏は海岸に出て開運の祓えをしていた。
すると、急に雲がかきくもって激しい暴風雨が襲い、人々は「この世の終わりか」と生きた心地もしなかった。


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